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用語集 Glossary

リターンパス

リターンパスとは、送信デバイスから受信デバイスへ流れた信号電流が、受信デバイスのGNDピンからGNDプレーンを経由して送信側へ戻る電流経路のことを言います。実際には、送信デバイス→フォワードパス→受信デバイス→リターンパスという順序で電流が流れるわけではありません(フォワードパス:送信デバイスの信号ピンから受信デバイスへ信号電流が流れる経路のこと)。電磁界の観点では、フォワードパスとリターンパスは常に対になって同時に電流が流れており、閉じたループを形成することを意識する必要があります。このループに流れる電流が時間的に変動することにより、その周囲に電磁界が発生し、これがループアンテナとなって放射を生じ、面積が広いほど放射ノイズが大きくなります。高周波領域では、リターン電流はインピーダンスが最も低い経路、すなわち信号直下のGNDプレーン(場合によっては電源プレーン)に集中して流れる傾向があります。回路設計では、GNDネットとして一括で扱われるためリターン経路が意識されにくいですが、EMC設計やプリント基板レイアウト設計においては極めて重要です。

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