λ（ラムダ）

周波数ｆとは、1秒間に繰り返される波の数のことを言い、単位はヘルツ［Hz］で表されます。 この波の１周期分の長さを波長と言い、ギリシャ文字のλ(ラムダ)で表されます。（単位はメートル［ｍ］です）　周波数と波長の関係は、波の速度に依存します。例えば、真空中を伝わる電波の速さは、約３×１０＾８［ｍ／秒］であり、周期Ｔ［秒］は、Ｔ＝１／ｆなので、１ＧＨｚの電磁波の１波長（λ）は真空中では約３０［ｃｍ］となりますが、プリント基板上では真空中に比べ５０～６０％程度となるため、約１５～１８［ｃｍ］になります。プリント基板の配線設計を行う上で、この波長を意識しなければならない場合があります。例えば、プリント基板にスタブがあると、スタブの１／４波長（１／４λ）になる周波数で共振を起こします。