課題の解決事例 Solution case
パターン幅の最適化で電圧降下を抑制
Issue
一般的な考え方である「電流1Aあたりパターン幅1mm」は、電圧降下が考慮されていません。低電圧・大電流の半導体デバイスの場合は、電圧降下の許容値が小さくなるため、上記に沿ってパターン幅を決定すると、規定値を下回る可能性があります。
Solution
当事例では、パターン幅を1mmから2mmに広げて設計しています。低電圧・大電流の半導体デバイスを使用する基板設計では、電圧降下を考慮の上、シミュレーションにより最適なパターン幅を決定することが重要です。
関連する基板解析シミュレーション
DC解析
DC解析は、直流電流を流した際の電圧の変化を解析するシミュレーションです。今回の事例では、電圧降下により規定値を下回っていることを確認した後、最適なパターン幅の決定に活用しました。