基板シミュレーション PCB Simulation
Signal Integrity Analysis SI解析
SI解析は、伝送線路信号の信号品質を解析するシミュレーションです。
デジタル信号の高速化に伴い、信号品質の劣化による動作不良の発生が懸念されています。基板試作後にオシロスコープにて伝送線路信号の信号品質を確認することは可能ですが、SI解析を用いることにより、設計段階で信号品質を最適化することが可能となります。
Si解析を行う際、半導体デバイスはIBISモデル(Input/Output Buffer Information Specification)を使用します。
こんな時に SI解析
-
01 信号立ち上がり時間が、
伝送線路往復の
伝搬時間より短い
クロック信号である -
02 負荷が複数接続される
高速信号を使用する -
03 DDR3,4,LPDDR4,
LPDDR4X等の
高速メモリを使用する
SI解析で検証できること
SI解析を用いて以下を検証することが可能です。基板設計段階で検証を行うことで、製品開発リードタイムの短縮が実現できます。
SI解析が関係する課題解決事例
特に、高速通信を行う基板においては、SI解析を活用することが、短い開発リードタイムで高品質な基板を開発するという点で重要です。ここでは、当社がSI解析により、お客様の課題を解決した事例を含めて、基板開発のポイントを紹介します。
SI解析の関連知識
ここまで、SI解析についてご紹介させて頂きましたが、SI解析の必要性やSI解析そのものについて理解するためには、関連知識についても知っておくことが重要です。Si解析に関係するコラムを掲載していますので紹介させて頂きます。