基板シミュレーション PCB Simulation
Eye Diagram Analysis EYE解析
EYE解析では、伝送線路で得られる信号波形の遷移を多数サンプリングし、重ね合わせて解析します。
重ね合わせた波形は目(EYE)のような見た目となっており、EYE開口が開いている時は伝送特性が良いとされております。
主にDDRやSDIなど大容量のデータ転送を行うときに、EYE解析によってデータ信号のばらつきがないか確認できます。また、PCI ExpressやHDMIなどの信号規格によってはアイマスクの大きさが決まっており、EYE解析を行うことによって規格に準拠した基板開発が可能となります。
こんな時に EYE解析
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01 伝送線路で得られる信号波形にばらつきがある、またスタブによる信号反射がトラブルの要因と考えられる
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02 符号間干渉が発生する可能性がある高速信号(1GHz以上)を使用する
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03 搭載実績のない新しいデバイスを使用する、また、基板上の配線が長く誘電損失や導体損失が懸念される
EYE解析が関係する課題解決事例
ここでは、当社がEYE解析により、お客様の課題を解決した事例を含めて、基板開発のポイントを紹介します。