基板シミュレーション PCB Simulation
Transfer Impedance Analysis トランスファーインピーダンス解析
トランスファーインピーダンス解析は、特定のIC(LSI)へ過渡電流が流れたときに、他のIC(LSI)の電源にどの程度の影響を与えるのか、また、放射ノイズやコネクタ・ケーブル等に伝播するノイズがどの程度発生するのかを、解析するためのシミュレーションです。
トランスファーインピーダンスが大きい箇所は、小さい箇所に比べ電源ノイズが大きくなります。IC(LSI)の過渡電流により発生する電源ノイズの伝播を抑えるために、電源端子直近にフェライトビーズやコンデンサを追加する場合がありますが、フェライトビーズの追加により電圧降下が起こるため、選定には注意が必要です。
こんな時に トランスファーインピーダンス解析
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01 ケーブル等に伝播するノイズを低減させたいとき
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02 パスコンの容量や配置の最適化を行いたいとき、また電源ノイズレベルを低下させたいとき
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03 低電圧大電流のICを使用するとき
トランスファーインピーダンス解析で検証できること
トランスファーインピーダンス解析を用いて以下を検証することが可能です。基板設計段階で検証を行うことで、製品開発リードタイムの短縮が実現できます。
トランスファーインピーダンス解析が関係する課題解決事例
ここでは、当社がトランスファーインピーダンス解析により、お客様の課題を解決した事例を含めて、基板開発のポイントを紹介します。
トランスファーインピーダンス解析基板解析・シミュレーション一覧
トランスファーインピーダンス解析と関連する、電源系の基板解析・シミュレーションについて解説しています。